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【メーカー勤務筆者が教える】メーカーの業務内容について【メーカーで働きたい人必見】(IT,知的財産,調達部門編)

悩んでいる人
理系志望でメーカーで働きたいけど、どんな仕事があるんだろう?

将来なにかものづくりにたずさわりたい、でもそもそもどんな仕事なんだろう?

普段使っている製品ってどんな人たちが作ってるの?

メーカーって・・・なに(笑)?

というようなメーカーの業務に興味のある方に向けて、メーカーの業務内容について紹介する記事の続きです。

 

研究開発、設計開発部門編をご覧になりたい方は以下をご覧ください。

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生産技術,製造,品質保証,CS部門編をご覧になりたい方は以下をご覧ください。

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こんにちは、りょーがです。

大学院卒業以来、上場企業のメーカーに勤務しております。

 

さて引き続き、メーカーの業務に興味のある方に向けて、メーカーにはどんな仕事があるのか、どんな仕事をしているのかということを紹介できればと思います。

以下のメーカーの組織図をもとに紹介したいと思います。

 

メーカーの組織

上図はメーカーの組織図です。

上図で、左側が理系、左が文系というように分けています。

それぞれの部門が必ずしも上図のような分け方をされるわけではありませんが、おおよそこのような傾向かと思います。

また上下の軸は市場・客先に近いかどうかを表しています。

 

さて、それではIT、知的財産、調達部門の業務紹介をしていきたいと思います。

 

① IT部門

社内で使用する情報機器の選定、セッティング、システムの作成等を行う部署です。

 

現代のメーカー、いや企業においてPCを使用していない企業はほぼ存在しないと思います。

ときに大きな企業では社内の勤怠管理や費用処理等のシステムを独自に作っていたりします。

そのようなシステムの開発から、社内で使用する情報機器の選定からセッティングまで行ったりします。

 

またメーカーではシミュレーションソフトの発展により、設計段階でのPCによるシミュレーション(設計に必要な複雑な計算)ができるようになり、昔は実際に作って実験してみないとわからなかったことが、PCの計算の中でわかる現象が増えてきました。

ただシミュレーションソフトは非常に高機能、多岐にわたり、非常に高額なソフトが多いです。

IT部門ではこのようなシミュレーションソフトの導入も行ったります(もちろん実際に使用する設計部門の声を聞いて導入します)。

 

近年の会社において情報技術を有効に活用し、業務効率を上げていくというのは非常に大きな課題で、企業の利益に直結するようになってきました。

これからこの部門が担う責任はますます大きくなっていくのではないかと思います。

 

② 知的財産部門

この部門は会社の特許戦略を担う部門です。

 

メーカーは常に新しい技術を開発し続けています。

この技術力がメーカーの競争力の源泉です。

 

しかしこの技術はいくら頑張って開発したとしても、何もしなければ他の会社に簡単にマネされてしまうことがあります。

技術は新しく生み出すのは難しいですが、マネするのは何倍も簡単です。

マネし放題であったら、一番最初に頑張って技術を開発した会社がバカを見ることになってしまいます。

 

このマネを防止する手段が特許です。

特許を取得することで、他社がその技術をタダではマネできなくなります(ライセンス料を払えばその技術を使うことができる)。

 

したがってメーカーにとって特許というのは競合他社と戦っていく上での武器になります。

 

組織の大きさによっては特許の出願もそれぞれの技術部門の負担が大きい場合がありますが、しかし、技術部門はそれぞれの仕事だけでも十分忙しいため、なかなか特許に時間を避けず、面倒になって特許を出さなくなります。

わたしも入社当時は非常に特許出願の手間が大きく、出願を諦めていたことがあったのですが、近年非常に負担が減り、かなり積極的に出願できるようになりました。

特許を出していかなければ、他社と戦っていく武器がない状態になっていってしまうため、知的財産部門が特許を出しやすい環境を整えるということはメーカーにとって非常に大事なことだと思います。

 

③ 調達部門

この部門は製品の製造に必要な材料や部品を外部から調達してくる部門です。

 

モノを作っているメーカーは基本的に外部の会社から部品や材料を買ってきて、それを加工して自社の製品として売っています。

自社で材料や部品を位置から作っているわけではありません。

したがって必ず調達部門がいて、良いものを安い価格で購入し、自社の製品にかかるコストを抑えるという活動が必要になります。

 

調達部門は文系の人や製造部門上がりの人、はたまた、購入する部品の役割を知っていたほうがよいため、もともと設計部門にいた人のように様々な人がいる場合が多いです。

外部の人とやり取りが必要で価格交渉をしなければならないので、人付き合いが得意で交渉事が得意な人が向いていると思います。

 

 

まとめ

メーカーの業務内容(IT,知的財産,調達部門)について紹介致しました。

メーカーの仕事としてはどちらかというと後ろから支える裏方部署になると思いますが、どの部署も大事な仕事をしています。

 

今回の記事が皆さんのなにか役にたてば嬉しいです。

 

今回は以上です。

最後まで見ていただきありがとうございます!

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