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【メーカー勤務筆者が教える】メーカーの業務内容について【メーカーで働きたい人必見】(営業,マーケティング部門編)

悩んでいる人
理系志望でメーカーで働きたいけど、どんな仕事があるんだろう?

将来なにかものづくりにたずさわりたい、でもそもそもどんな仕事なんだろう?

普段使っている製品ってどんな人たちが作ってるの?

メーカーって・・・なに(笑)?

というようなメーカーの業務に興味のある方に向けて、メーカーの業務内容について紹介する記事の続きです。

 

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こんにちは、りょーがです。

大学院卒業以来、上場企業のメーカーに勤務しております。

 

さて引き続き、メーカーの業務に興味のある方に向けて、メーカーにはどんな仕事があるのか、どんな仕事をしているのかということを紹介できればと思います。

以下のメーカーの組織図をもとに紹介したいと思います。

 

メーカーの組織

上図はメーカーの組織図です。

上図で、左側が理系、左が文系というように分けています。

それぞれの部門が必ずしも上図のような分け方をされるわけではありませんが、おおよそこのような傾向かと思います。

また上下の軸は市場・客先に近いかどうかを表しています。

 

さて、それでは今回の営業、マーケティング各部門の業務紹介をしていきたいと思います。

 

① 営業部門

この部門はお客様に製品を売る部門です。

 

この部門の仕事は皆さんイメージがつくと思いますので、あまり説明が必要ないかと思いますが、少しメーカーの人間視点で説明したいと思います。

普通、営業の仕事のイメージというとお客様のところに行って、製品の説明をして、販売価格の交渉をして・・・というようなイメージを持たれると思います。

もしくは何か製品に問題があった場合のクレームの窓口になったり・・・とか。

確かにこれらも仕事の内容の一つです。

またメーカーの営業ならではの仕事としてはお客様と社内の技術部門との橋渡し役になるというのがあります。

特にお客様が企業になるような製品の場合、売っている製品は大体の場合、お客様の製品の部品や設備として使われる事が多いです。

お客様が企業となると、製品の説明相手が技術者になったりして、専門的なことを聞かれたりします。

そうなると自分では答えが出せない場合、営業部門は社内に持ち帰り、関連部署に問い合わせを行って、お客様への回答を用意しなければなりません。

このような社内の調整役をするというのも営業部門の大切な仕事です。

 

営業は明確に数値で結果が出るので、やりがいがある仕事だと思いますが、結果が全てになりやすいので大変な仕事だと思います。

またどんな企業にも必要になるので、スキルを磨ければ、どこの企業でもやっていけるようになると思います。

 

② マーケティング部門

この部門は市場、つまり顧客が求める要求をくみとり、次開発する製品のコンセプトを考える部門です。

 

メーカーが他社に抜きん出るためには非常に重要な役割を果たさなければならない部署なのですが、すでに製品と市場がある程度成熟してしまうと、客先の要求とういうのはある程度決まってきてしまい、次の製品も今ある製品の性能UPをするだけというような形になっていってしまいます。

本当はこの状態から全く新しい競争力を持った製品を開発することが大事で、これがまさにイノベーションというものですが、なかなかそんな簡単にはイノベーションは起こりません。

性能UPをするだけとなると、このマーケティング部門の仕事はほとんどなく、組織によってはマーケティング部門が担うべき製品のコンセプトを決めるという部分を営業や設計部門が行うというようになっているところもあります。

 

マーケティング部門が仕事しないと設計部門は本当に大変です。

他社を上回る性能で、壊れなくて、安い製品が欲しいなんていう要望は設計部門から言わせたら、そんなもんできたら苦労しないです。

そりゃ、そんな製品あったら、売れるわ。当たり前だ。

ほんとうちの会社のマーケティング部門はちゃんと仕事してほし・・・

・・・何でもないです(笑)。

愚痴になってしまいすみません。

 

でも、マーケティングというのは本質的に非常に難しい仕事なのだと思います。

なぜなら、顧客は自分の本当の欲しい物がわからないという場合があるからです。

アメリカの自動車会社フォード・モーターの創設者ヘンリー・フォード氏の言葉に次のような言葉があります。

「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」

交通手段が馬車だった時代にはそもそも自動車というものが存在しません。

そんな時代に欲しい物を聞いたところで自動車を作って欲しいとは誰も言ってくれません。

大きな利益を出せる製品を作るというのは、今現在この世に存在せず、それがあったらお客様が欲しいと思わせられるものを作るということなのだと思います。

 

まとめ

メーカーの業務内容(営業,マーケティング部門)について紹介致しました。

 

今回の記事が皆さんのなにか役にたてば嬉しいです。

 

今回は以上です。

最後まで見ていただきありがとうございます!

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