
手書きをしたいけど、マウスでやるのは難しいし、ペンタブレットなんて持ってない。
iPadやiPhoneの画面を共有するソフトがあるのは知ってるけど、会社のパソコンだからインストールできない。
というように方に向けて、WEB会議中に簡単に手書き情報を共有できる方法をお伝えしたいと思います。
この情報はiPadとPencilを持っている方に向けたものです。
こんにちは、りょーがです。
上場企業のメーカーに勤務しております。
最近リモートワークで社内の人やまた社外の方とのWEB会議の頻度が多くなっております。
私は技術者であることもあり、WEB会議中に図や数式で説明をしたいことが多いのですが、WEB会議で手書きの情報をやり取りするのに難しさを感じていました。
一方であらかじめ図や数式を用意することも手間ですし、そもそも話の流れで補足説明が必要になることがほとんどなので、前もって準備というのも難しいです。
こんな悩みを解決できそうな方法があったので、今回はその方法を紹介したいと思います。
ZoomとiPadとPencilを使えば非常に簡単に実現でき、また不要なアプリのインストールが必要ありません。
普段ZoomでWEB会議している方であれば、以下の手順のとおりに設定していただければ誰でもできるはずです。
このページのコンテンツ
必要なもの
まず必要なものですが、以下のものが必要です。(そもそもPCでWEB会議していること前提なのでPCは除く)
1.iPadとPencil
手書きメモをするために必要です。
数式とか図はやっぱり手書きが早いですから、手書きができることが大事です。
2.iPad用メモアプリ
手書きメモができるアプリであればなんでもよいです。
3.ライトニングケーブルもしくはUSBケーブル
iPadとPCを接続するためのケーブルです。
実際は無線でも可能なのですが、無線の設定がされていないとそこから実施しなければならないので、ケーブルを使って有線でiPadとPCとを接続し、トラブルが起こりやすい無線の設定を不要にします。
4.PC用WEB会議ソフトZoom
WEB会議のソフトはZoomを使用します。
Zoomの機能の中にiPadやiPhoneの画面を共有する機能が入っています。
具体的な手順
1.ZoomでWEB会議を開始(PC側)
まずはいつもどおりZoomを使ってWEB会議をする状態にします。
会議相手と普通にWEB会議できる状態にすれば良いです。
2.Zoomで「画面の共有」を選択(PC側)
ここからiPad画面を共有する設定をしていきます。
まず上の図のように画面下側にある「画面の共有」を選択してください。
3.共有する内容として「iPhone/iPad」を選択(PC側)
「画面の共有」を選択すると次の図のように画面が変化すると思います。
この画面になったら「iPhone/iPad」を選択してください。
4.iPadをPCにUSBで接続(PCとiPad)
「iPhone/iPad」を選択すると次の図のような画面に切り替わると思います。
この画面になったらiPadとPCをUSBで接続してください。
もし、すでにiPadとPCをUSBで接続していたとしてもOKです。
接続した際に接続の許可を聞かれた場合は許可をしてください。
iPadとPCをUSBで接続し、PC側で上の画像が表示されていたら、次はiPad側の操作に移ります。
5.iPadをPCにUSBで接続(iPad側)
iPadの右上の方から下方向にスワイプをします。
そうすると次のような画面になると思います(下図はiOS13での画面)。
(iOS11以前の端末の場合は画面の下側から上方向に向かってスワイプ)
「画面ミラーリング」を選択します。
6.画面ミラーリングの対象としてZoomを選択(iPad側)
次の図のように画面が変わったら、Zoom-**(**はZoomのアカウント名になっていると思います)を選択します。
これでPC側のZoomの画面にiPadの画面が写っていると思います。
以下はiPadでメモアプリを開き、Pencilで手書きで文字を書いたときのIPadとPCのそれぞれの表示の様子です。
左がiPadで右がPCです。
7.画面共有の終了
これで画面共有ができて、iPadと手書きメモアプリを使って手書きの数式や図を共有できる状態になりました。
画面共有を終わらせたくなったら、PC側で「共有の停止」を選択すれば、共有が終了します。
まとめ
今回はZoomとiPadとPencilを使って手書きの数式や図を共有する方法を紹介しました。
WEBソフトがZoom以外の場合は画面共有アプリを使う方法もありますが、まだ私自身は試したことはありませんが、iPad側にもWEB会議ソフトを入れておいて、PCと同じ会議にiPadでも参加して、iPadのアカウントで画面共有をすれば同様のことは可能だと思われます。
ただ複数のアカウントを管理するのと、PCとiPad両方で画面共有して、切り替えるような形になるので、やや操作がややこしくなりそうな気がします。
Zoomが使えるのであれば、今回紹介した方法の方が良いかなと個人的には思います。
今回は以上です。
最後まで見ていただきありがとうございます!